痛みというものは目に見えないもので感じ方はひとそれぞれ。
だからこそ、受けたことのない痛みに関しては多くの方が不安を抱くのは当たり前。
レーシックをしようか悩んでいる方の中には、”痛み”が心配で一歩を踏み出せない方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、実際にレーシックを受けた筆者が感じた痛みについて率直な感想を書いていこうと思います。
レーシックを受けた時の痛みについて、不安が少しでも解消すれば幸いです。
正直レーシックって痛いの?
冒頭でも触れたとおり痛みに関しては感じ方がそれぞれなので、筆者の主観が多分に含まれておりますが、検査から術後までのフェーズごとに感じる痛みと強さが違います。
以下で段階を追って説明していきます。
検査中の痛みについて
レーシックをする前に必ず行うのが視力や度数を始めとする各種の検査です。
レーザーを当てられるだけの角膜の厚さがあるか等もしっかり測ってもらったのちに、眼科医の診察があります。
(余談ですが、メガネやコンタクトレンズを作る際と同じような検査をしたので、レーシックは角膜を削って眼球表面をレンズにするようなものなのかなーとか考えてました。(笑))
痛みを伴う検査は行わないので、痛みは全くありませんでした。
手術直前の痛みについて
検査と診察を経てレーシックが適合となれば、当日もしくは別日に手術を受けることとなります。
手術直前に待合室から手術室の前に案内されて、部屋の前の椅子に座りながら麻酔の点眼を行いますが、この点眼がほんの少し目が染みる程度(市販のくぅ~↑↑ってなる目薬より全然しみません)で痛みはほとんど感じませんでした。
手術中の痛みについて
前の人が終わりいよいよ手術です。
手術室に入ると私が想像していた10倍は仰々しい手術台と機械が並んでいて、内心「ガチ手術じゃん!」と焦りましたが、平静を装い手術台に横になり固定装置に頭をはめます。
いざ手術開始。まずは瞼が閉じないように装置で固定するのですが、これが痛くはないけど結構怖い。
眼が閉じなくなってからは麻酔やら生理食塩水やらを滝のように点眼され続けるので目はウルウル。
次に眼球に直接筒の用なものを押し当てるのですが、痛くはないけれど圧迫感がある。むぎゅーと押されて視界が真っ暗になるので恐怖感がすごい。
すぐにレーザーの照射が始められ、必死に眼球を動かさないように集中する。レーザー照射自体は全くの無痛で驚きました。
両目の照射が終われば手術は終了です。手術時間は体感5分くらいに感じました。
手術直後の痛みについて
手術室を出た段階でもうすでに視力回復を実感しました。「魔法みたいだ!」と感動しつつ、術後の休憩室に移動し目を閉じて30分ほど経過を観察します。手術直後は目のごろつきを感じましたが痛みはありませんでした。
経過に異常がなければ、処方される点眼薬の説明を聞いて帰宅となります。
手術1~2時間後の痛みについて
ここまで痛みはほとんど感じませんでしたが、正直ここからが地獄でした。
痛み止めの点眼が処方されていたので覚悟はしていましたが、帰宅時の電車待ちの辺りから強烈に目が染みて涙が止まらない状態になりました。極度のドライアイ状態なのか、目を開けていても閉じていても痛いので「手術は失敗したのかも」とめちゃくちゃ心配になりました。
というか痛すぎて目が開けられない!
心配になりすぎたので、数年早くレーシックを経験していた弟に思わず電話しましたが、弟曰く「俺も痛かった」とのことで少しだけ安心しました。
帰宅時は車の運転なんてもってのほか、半目になりながらよちよち帰ったので、可能であれば家族や友人に付き添ってもらうことを強くおすすめします。
私の場合はこの痛みは痛みが出てから3時間ほどでウソのようにピタリと収まりました。
手術翌日以降の痛みについて
記事執筆時点で術後2カ月ほど経過していますが、手術翌日から現時点までで痛みを感じることは全くありませんでした。
術後数日は起床時に視界が白くぼやけることがありましたが、数週間もすれば症状は治まりました。
クリニックによるとは思いますが、手術翌日と一週間後に眼科医による経過観察がありますので、心配なことがある場合は必ず相談しましょう。
痛みはどうやって乗り切った?
強い痛みが現れた場合は、処方された痛み止めの点眼剤を使用することが基本になります。
私の場合は、市販の鎮痛薬を使ってもいいとクリニックから案内があったので一度だけ使用しました。*クリニックでの説明をよく聞き、その指示に従って下さい。*
あとは美味しいものを食べるなど、自分の気分の上がることをして(飲酒や激しい運動等はクリニックから控えるよう案内があると思いますが・・・)頑張って乗り切りましょう!
私の場合は泣きながらスーパーで買ったちらし寿司を食べました(笑)
実際にレーシックをやってみての満足度は?
私の主観ですが、100%やってよかったと思っています。
強烈な痛みが伴う数時間を乗り切ってしまえばあとは、快適な生活が待っています。
朝目覚めて窓の外の景色を眺め、改めて感動します。なんて世界は美しいんだ!と。
保険適用ではないレーシックは決して安い手術ではありませんが、手術後のQOLの向上を考慮するとそれだけの価値があると思います。
痛みが心配な方はICLという選択肢も
以上は私の体験談なので、もう少し痛みを強く感じる場合もあれば、全く痛みを感じない場合もあると思います。
もし視力は回復させたいけど、上記のような痛みは感じたくないな~と思っている方はICL(眼内コンタクトレンズ)の検討もお勧めします。ウェブで検索すると痛みは全くなかったという意見が多いです。
ただし、ICLやレーシックは人によっておすすめする術式が異なってきます。どのクリニックも検査は無料のところが多いので、まずは専門家に相談してみてはいかがでしょうか。
それでは、みなさんの幸せをお祈りしてます!
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